解決事例
【解決事例5】不同意性交罪で訴えると言われ、交渉の結果、和解した事例
2025年9月13日
不同意性交罪?で訴える、交渉の結果、和解で解決
【依頼者】
Bさん(男性)
【概要】
Bさんが不同意性交等罪の加害を疑われた事案
【相談前】
Bさんは、ある女性(A)をナンパして性的関係を持ちました。しかし、その後、A及びAの交際相手から、誠意ある対応をしなければ、不同意性交罪として警察に被害届、告訴をすると告げられました。Bさんにとっては、同意ある性交渉であったと記憶していましたが、Aの方と飲酒していたこともあり、今後どうなってしまうのかわからず悩み、友人へ相談したところ、「弁護士にアドバイスをもらってはどうか」と助言をもらい、当事務所にご相談いただきました。なお、当事務所の他にも弁護士費用の相談・見積もりにいったところ、相談した弁護士の対応が冷たく、見積もりの費用も高いと感じたようです。
【弁護士法人植田法律会計の対応・結果】
Bさんから話を聞くと、Aの行動次第では逮捕等の可能性もあり、刑事上の手続きが進み、Bさんは否認しているので、裁判所がBさんの主張を認めない場合には実刑もありうるというものでした。
Bさん自身は不同意性交にはあたらないとのご主張を貫きたいという思いがあったものの、一方でBさんにとっても一部不利な事情があることは否めないという状況でした。
また、Bさんの精神状況からして今後の手続きを1人で決めていくのは困難であり、Bさんも代理人を強く希望されておりましたので、受任しました。
弁護士は、速やかにAの交際相手に連絡を取り(Aとは当初、連絡がとれなかったため)、示談(和解)の交渉を始めました。
Aの交際相手の方は大変立腹されておりましたが、A及びAの交際相手と話合いを重ね、Bさんの主張する状況等も説明し、双方が折り合う点を探るようにしました。
最終的には、Bさんの不同意性交罪に関する事実関係は否定したまま、示談金を支払うことにより、Aと和解し(刑事処罰を求めないことも含む。)、解決に至りました。
【その他、コメント】
・Bさんはご依頼時から事件終了まで、終始疲弊し、精神的に参っている状況であり、解決時には「ほっ」とした表情を見ることができました。
・示談金に関しても、Bさんが支払可能な範囲の金額に抑えることができました。
・示談交渉を加害者側のみで行おうとすると、①被害者本人に会えない、②加害者側のの主張があったとしても聞いてもらえない、③被害者側から高額の示談金の提示があっても、強く言えないといったデメリットがあります。このような場合でも、弁護士にご依頼いただければ、第三者として、法律家として、適切な主張をしていくことが可能です。
・不同意性交等罪に関しては、厳罰化が進んでおり、前科がなくとも実刑となる可能性もあります。刑事手続きに進み、同意があっても、同意がなかったと裁判所が判断すれば有罪となります。同犯罪を疑われた場合には、速やかに弁護士を付けることをオススメします。
・当事務所では、弁護士費用に関して、分割払いも承っております(示談金を優先した分割方法もあります。)。
刑事事件に関しては、弁護士植田の刑事事件専門サイトをご参照ください。
刑事事件に強い弁護士|大阪の弁護士植田による刑事事件専門サイト